世界一おいしい栗明月

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2023/10/21 14:06

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最近、私は自転車にハマっていて

電車に乗らないで自転車で目的に向かったりしてます。

 

自転車を漕いでると

いいメロディが浮かんだりして

口ずさみながら自転車漕いでる私は

多分、周りから見たら陽気なお姉さんだと思います笑

 

そんな自転車エブリデイから

1つ、エピソードを紹介しします。

 

夜、いつものように軽快に自転車を漕いでいたところ、結構な段差があることに気づかずに、大きくジャンプ。

 

そしたら、頭にかけてたお気に入りの眼鏡が落ちて、落ちた眼鏡を引く直前にブレーキ。

 

ギリギリセーフだったけど、案の定、メガネのパーツが飛び、ボロボロになってしまいました。

 

買ったばかりだったし、毎日のようにかけてた眼鏡だから、結構ショックを受けました。

 

でも、自転車漕いでるときに頭にかけてる私がアホだったし、自業自得だと思って、一生懸命パーツを探しました。

 

夜で街灯がない道で、携帯のライトを照らしながら中腰になって一生懸命探しました。

 

探すこと、10分、見つからない。

 

まず、眼鏡が落ちたときにパーツが飛んだ先を追えていないし、金属とはいえ小さすぎて見当たらない

 

通りすがる人は、この人何してんだろう感を出しながら、素通りをしていく。

 

まだ、探すこと5分。

流石に私は諦めて、帰ろうとしたそのとき。

 

50代くらいのお母さんが「何を探してるの?」と声をかけてくれた。

事情を説明し、もう見つからないので帰ろうと話をしたと言ったところ

「私、時間あるから探してあげるよ」と携帯のライトを照らしながら、中腰になって、一緒に探してくれました。

 

申し訳なくて初めは断りましたが、「いいのよ。暇だから」と探してくれました。

一人で探していたところから範囲を広げて、枯葉の下を見たり、溝の細かいところまで探したり、また5分、10分と探し続けました。

 

二人がかりで探しても、中々パーツは見つからず、深々とお礼をし「修理に出します」と伝えたところ

 

「あんなに一生懸命探していたから、きっとお気に入りだったんだろうなと思ってね。見つからなくて残念だったね。これあげるよ」と紙袋から「栗明月」を渡してくれました。

 

「私がお礼をする立場なのに、いただいていいんですか?!」と嬉しさと申し訳なさで、おどおどしていたところ

 

「いいのよ、貰い物だから」と満面の笑みで、栗明月を渡されました。

 

こんな優しい人いるなんて、と心があったまりすぎて、涙がちょちょぎれました。

 

帰宅して、栗明月をゆっくりゆっくり味わいながら食べましたが、ここ最近食べたもので一番美味しかったです。

 

私も困ってる人がいたら、進んで声をかけるタイプではあるんですが、これからも、この気持ちを忘れずに生きようと思いました。

 

それと、自転車を漕ぐ時は、眼鏡を身につけないようにします。

 

以上、ほっこりエピソードでした。

 

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